トピックス

汚れと洗浄剤について

いつも弊社HPをご覧いただきありがとうございます。

今回はあまり好まれる存在ではない汚れとそれを除去するための洗浄剤に関する記事です。

不定期の更新になりますが、本年も本ブログをよろしくお願いいたします。

 

汚れと洗浄の意味と関係性について

 

先ずは汚れと洗浄の言葉の意味を振り返ってみたいと思います。

汚れ=本来そこに存在するのが望ましくなく、除去することが求められる物質。

洗浄=薬品などで洗いすすぐこと。

 

このことから、汚れは除去されるべきであり、洗浄剤はそれを物理的に洗いすすぐためのものという

関係性ができあがりますが、汚れを効果的に洗浄するには汚れの種類を把握し、それに合わせた

洗浄剤を使うことが重要です!

 

汚れの種類と洗浄方法について

 

洗浄の基本は汚れと類似した成分の洗浄剤を使用することです、

以下の表でこれについてもう少し掘り下げてみます。

汚れの種類

具体例

適した洗浄方法

水溶性の汚れ

塩分、糖分、汗など

水で洗い流すか、乾いて変質した汗などの水に溶けにくい汚れは弱アルカリや弱い酸を使用する

油性の汚れ

動・植物油、鉱物油など

油分を基とした洗浄剤が有効、又は水を使用して洗浄する場合は界面活性剤やアルカリが有効

個体の汚れ

泥、ススなど

水に溶けやすい汚れ(泥)はこすり洗い+アルカリ・界面活性剤が有効、水に溶けにくい汚れ(スス)はこすり洗い+界面活性剤が効果的

余談ですが、家庭で使用する台所用洗剤や衣類洗剤にも界面活性剤やアルカリ剤が含まれており、

幅広い汚れに対して1つの洗剤で洗浄できるように設計されております。

 

洗浄剤の種類について

 

上記の表にて汚れの種類別の洗浄方法を紹介しましたが、洗浄剤にも同様に種類がありますので

以下に紹介いたします。

種類

メリット

デメリット

非水系洗浄剤

油汚れの洗浄効果大

乾燥が早い

腐食性が低い

水溶性の汚れに対して洗浄効果は低い

引火性のある場合がある

毒性のある場合がある

準水系洗浄剤

乾燥性がある程度ある

水汚れ、油汚れ両方に対応

腐食性がある

メンテナンスが必要になる

水系洗浄剤

毒性が低い

引火性が無い

種類が多く、目的に合わせて選択できる

極性の高い汚れ(塩分・糖分・汗など)に効果あり

乾燥性が低い

金属に使用する際は防錆対策が必要

非水系、準水系洗浄剤に関しては消防法、有機溶剤中毒予防規則などの法令に該当する

場合があり、洗浄剤の成分によっては金属に使用できない等の制約がある場合がありますので、

事前にご確認いただくことを推奨いたします。

 

また弊社でも非水系洗浄剤、水系洗浄剤の製品を取り揃えておりますので、ご入用の際は

是非ともお問い合わせいただければ幸いでございます。

 

最後は営業の様になってしまい大変恐縮ですが、今回はこちらで以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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